今回はRaspberry Pi(ラズパイ)×センサー(DHT22)を使って気温・湿度を計測し、google spread sheet(グーグルスプレッドシート)に記録した方法を書いていきます。少し長いので、前後半で分けて書いていきます。
センサ準備からラズパイで気温・湿度を取得まで
前提
今回の環境
・Raspberry pi 4B 2GB
・DHT22
・python3.x
センサーの準備
まずはセンサーの準備とラズパイへの接続です。
DHT22(AM2302)の準備
今回使用するセンサーはDHT22
※AM2302と表記される場合もあります。
以下で購入しました。
Raspberry Pi Shop by KSY
DHT22は抵抗が不要なため、ジャンパーワイヤーを使用してラズパイのGPIOに直接配線が可能です。購入時からピンが付いていて、半田ごてやブレッドボードが不要なので、手軽に気温・湿度の取得ができます。
Raspberry Pi(ラズパイ)とDHT22の接続
Raspberry Piをシャットダウン&電源を切り、DHT22と以下のように配線します。
Raspberry pi | ⇔ | DHT22 |
2pin(5V) | ⇔ | VCC |
6pin(GND) | ⇔ | GND |
22pin(GPIO25) | ⇔ | DATA |
配線が完了したらRaspberry Piの電源を入れます。
Raspberry Piから気温・湿度を計測
次はいよいよ気温・湿度を計測します。
ライブラリのインストール
センサーのライブラリをインストールします。
※パッケージやpythonのアップデートは以下のコマンドを実行ください。
実施済であれば不要です。
$ sudo apt update
$ sudo python -m pip install --upgrade pip setuptools Wheel
gitからライブラリ取得し、インストールします。
※以前はhttps://github.com/adafruit/Adafruit_Python_DHT.gitから取得していましたが、アーカイブされて更新がされていないため、Adafruit_CircuitPython_DHTに変更になりました。
$ cd /home/pi
$ git clone https://github.com/adafruit/Adafruit_CircuitPython_DHT
$ cd Adafruit_CircuitPython_DHT/
$ sudo python setup.py install
サンプルプログラムの実行 -温度・湿度の計測-
サンプルプログラムがあるので、それを編集します。
$ cd /home/pi/Adafruit_CircuitPython_DHT/examples/
$ sudo vi dht_simpletest.py
dhtDevice = adafruit_dht.DHT22(board.D18)
↓
dhtDevice = adafruit_dht.DHT22(board.D25)
サンプルプログラムを実行し、結果を確認します。
$ python dht_simpletest.py
Temp: 70.3 F / 21.3 C Humidity: 58.0%
やりました!気温・湿度が表示されました!!
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